Publish On: Oct 31 2017
そして9月19日ネパール最後の朝、朝6時頃に友人たちと朝の散歩を楽しみました。外で揚げたてのドーナツと熱いミルクティーを飲んで小鳥の声を聞いて、お土産をたくさんもらいました。
お土産…。すごくうれしいんです。その気持ちが。私のために時間を使ってくれて、みる が喜ぶだろうと選んでくれていることを考えると、その気持ちがとてもうれしいんです。
女性の友人たちは、とても美しい色の柔らかく軽いカシミアのショールをくれることが多いです。または可愛いポーチに入った紅茶や小さな綺麗な細工物とか、私が好きそうな動物のモチーフのクロスとか…。ただ男性の友人からのお土産がちょっと摩訶不思議なのです…。
初めて渡航したとき、チャンドラがすごく嬉しそうに
「これ、お土産。」と言って手渡してくれたのが大きな、私の顔より大きなずっしりと重いブッダの木彫りのお面。
(こ、これは…。これ、私持って帰るんだ…スーツケースに入れて…。)と、じっと見ていると、
「気に入った?」と、満面の笑みでこちらを見ています。
「うん…。あ、ありがとう。」と、なんとか声に出して言いました。
そしてスディープが手渡してくれたのは、ボダナート(仏塔)の置物と、ちょっとコワイ男女のお人形の置物。
そして2回目の渡航のとき、ゲストハウスに見送りに来てくれたチャンドラの腕には大事そうに大きな包みが…。
心の中で(どうかお土産ではありませんように…。)と、拝んだのですが手渡されたそれは今度は金色のブッダの大きなお面…。そしてキャロルとロジェスからは大きな窓型の木彫りの額縁…。ずっしり…。
その二つをスーツケースに無理やり押し込み蓋を閉めると、ベルトがブチっとちぎれそうになり、仕方がないので洋服を置いて帰りました。その後大きなスーツケースを買いました。
そして、3回目の渡航のとき、ディパーソンが手渡してくれたお土産が白い石膏で出来たとても割れやすいブッダのお面…。(3つ目だ…。)さらにアナンダからは大きな孔雀窓の木彫りの壁飾り…。(2つ目だ…。)
この3回目の時からチャンドラは可愛いフェルト製品をお土産としてプレゼントしてくれるようになりました♪ お面に戻らないようにしっかりと喜びを表現しました。
そして今回、ディパーソンからはやっぱりコワイ男女の人形の置物。(2つ目…。)この時の私があまり喜んでいなかったのか、別れた後で「お土産、気に入ってくれたらいいんだけど。」と、メッセージが☆ そしてアナンダからずっしりと重いブロンズのブッダの置物…。
私の仕事場がどんどん不思議な空間になっていっています。もうヒマラヤのペナントとか貼っちゃおうかな☆
そうこうしているうちに時間が来て迎えの車がやって来ました。
「みる ディディ泣かないでね。」と言われながら、みんなにお礼とお別れを言ってインディラと抱きあうとやっぱり涙が出てきました。泣きながら角を曲がるまで車の窓から手を振り続けました。
キャロルが走って来て窓越しに
「ディディ、帰り着いたら連絡してね!」と言い、「うん、うん、連絡する。」と私もふやけた顔で言って車は角を曲がり空港に向かいました。
世界にはコワイこともいっぱいあるけれど素敵なこともいっぱいある。
ネパールに行くとネパールの友人たちのその笑顔がここにいていいんだと思わせてくれる。
私はネパールにすっかり懐いてしまったんだな。そして今から家に帰るんだ。明日の朝には家に帰り着いて家のベッドで眠るんだ。猫は昨日もいたかのように普通の感じで膝に乗って来て、修一郎とお互いいろんな話をするんだろう。
帰るところがあるから旅は楽しいんだな。
そんなことを思いながら、4回目なのにまた入り口を間違えて、猿が座ってる空港に入ってゆきました。
と、ここで終わりそうなのですが、まだ終わらなかったのです…。続きは次回に。
前回行った場所の写真を載せます♪
お面職人さん。技術はすごいんです。
ナモブッダ。道のりは大変ですが、ヒマラヤが見える平和な場所です。
ナモブッダの敷地で飼われている絵に描いたような牛たち。
ブッダの生誕地ルンビニ。
コブラとおじさん。
自転車に乗せて売っているおやつ。
薪で焼かれるパンケーキたち。
米粉で作った揚げ菓子セルロティを作っているところ。
水パイプを楽しむ人たち。
こんなところにも人が住んでいます。山の下に並んでいるのがおうちです。
つづく。
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