さかいみる のネパール滞在日記Vol.19*ちょっとだけネパールテレビ☆*

Publish On: Oct 19 2017

18日目の9月16日、今日は午後1時からネパールテレビのインタビューを受けることになっているので、朝のうちにバクタプルの町を友人たちとお散歩しました。

お散歩の途中で赤ちゃん犬たちを家の中から外に運んでいる姉妹に出会い、私、大興奮!!赤ちゃん犬なんて何十年ぶりに見ただろう!!
もごもごしてて温かくて可愛くて可愛くて一緒に運ぶのを手伝いました。

広場ではたくさんの人々がくつろいでのんびり過ごしていました。平和だなぁ…。ネパールの人たちは広場をとても愛しています。お祭りや儀式のために集まったり、のんびりしたり、子供たちは走り回ったり…生き生きとしたその場所はいつも人々と共にあります。

お茶を飲んだりおやつを食べれる小さなお店もいたるところにあります。私たちも1軒の小さなお店に入りました。
マサラティーやドーナツや豆のおかずを頼んでみんなでいただきます。
食べ終わった後、チャンドラが
「紙ナプキンちょうだい。」と、お店の人に。ドーナツを揚げていたおじさんが
「はいよ。」と言って、揚げたそばからドーナツを乗せていた新聞紙の端っこをビリビリ破りチャンドラに手渡しました☆
チャンドラは当然のように口やら手やら拭いて
「みる も使う?」と新聞紙を手渡してきました。
(すごいな新聞、ニュースも読めてドーナツの油も吸ってお皿にもなって包み紙にもなって、そのうえ紙ナプキンにまでなるなんて…。)と、新聞の大活躍に感心しながらも、(この後テレビの撮影があるのに、口の周りが昔の漫画のどろぼうみたいに黒くなったら大変だ。)と思い、静かに断りました。

そして朝の散歩も終わり、支度をして撮影場所であるカトマンズの図書館へ向かいました。

テレビ局の人たちは全部で3人。ディレクター、カメラマンとアシスタントです。
挨拶をした後、ものすごくものすごく簡単な打ち合わせをして、撮影が始まりました。まずは図書館に集まった子供たちの前で館長にマリーゴールドの首飾りをかけてもらうというシーンから始めました。そしてみんなの前で昨日練習したネパール語での挨拶をして、子供たちにメチャくん絵本を手渡してゆきます。
それから子供たちから色々質問をしてもらい、ミカリンが通訳してくれてそれに答えてゆきました。


始まるのを待っているところ。


絵本を手渡してゆきます。


絵本の説明をしています。


キャラクターの名前や生い立ちについての質問が多かったです。


リアルメチャくん!が、遊びにきました♪

インタビューは別の部屋でするということで、準備のために待っていると子供たちが集まってきて私に絵本を読んでくれました。ぴったりくっついてきて一生懸命本を読んでくれるのです。でも数人の子供たちが一同に別の本を読んでくれるのでどれを聞いたらいいか分かりませんでしたが…。

そしてインタビューが始まりました。

日本でもテレビに出ることがありますが、打ち合わせは何日も前から行われ、レジメも用意され、きっちりと時間通り始まり、緊張しながら撮影が行われ、撮影が終わったら礼儀正しくお茶くらいは飲んですぐに戻る。という感じなのですが、ネパールテレビ(日本だとNHK)全然緊張しませんでした☆いろんな面ですごくゆるいのでリラックスして話しました☆

俳優で友人のディパーソンが2台のカメラの間に座って質問をしてきます。私とミカリンは並んで座ってミカリンが通訳してくれて答えてゆきます。質問の中心は、
「メチャくんの絵本の中で伝えたいことは?それぞれの絵本のテーマは?」というものでした。
それを受けて…。

「メチャくん絵本の中では、生きる環境も大きさも色も得意なことも全く違う動物、虫、妖精、そして人が湖畔の村で仲良く愛をもって暮らしています。そういう絵本を小さな頃から見ていると、こういう世界が自然な状態なのだと心の奥深く、大人になっても心の中の大切にしまわれている子供の部分に残っていると思のです。そしてそれは、その人をその人の環境を作ってゆくエッセンスになってゆくのではないでしょうか。そういう子供たちが大人になったとき、世界はまたひとつ愛が大きくなると信じています。そして日々の中で小さな幸せや喜びを見つけることの大切さ、かけがえのない日常の輝きを作品の中で伝えてゆきたいです。ありがとう。」

「”ナマステ” では、受け入れること受け入れられることの大切さ、小さな力もみんなで合わせると大きな力になるということ。”おてがみ” では、協力するということ、助け合うということ、大切な人に大切だと伝えることの大切さを。今、作画中の ”ピクニック” の中では、分かち合うことの喜び、自然からの贈り物、ピクニックの後はゴミを片付けて帰ろうね☆ がテーマです。」

というようなことを話しました。

インタビューの後は、日本舞踊で使う和傘を持って行っていたので、みんな大喜びで順番に一緒に写真を撮ることに…。子供たち、ご父兄、図書館のスタッフ、テレビ局のスタッフまでも同様に☆
「これってもしかして国際交流?」と思いながら楽しく撮影会は終了し、


私、館長さん、ディパーソン。

お待ちかね!お楽しみのマカロニ ターイム☆
熱い紅茶とマカロニをみんなでワイワイ食べました。ネパールではどんな時でも絶対に(と言っていいと思う)お茶とおやつは欠かしません。こっちの時間の方がメインで長いかもしれない…。

そんなこんなで無事撮影も終了し、私は一旦バクタプルに戻ってからナガルコットに行くことに。図書館で車に乗ってみんなにお別れを告げました。ミカリンとはネパールで会えるのはこれが最後なのでちょっと寂しい気持ちに。
ミカリンも寂しそうな顔をしていました。「日本では遠いからネパールでまた会おうね!」と手を振りあいました。他の人が聞いたらよくわからないセリフなのですが、私は福岡に住んでいてミカリンは横浜。ネパール滞在が重なると同じカトマンズ盆地なのでとても会いやすいのです。

ディパーソンとはナガルコットから戻る日に ”シアターモール チルドレン” の創設者のケダーさんと一緒に会うことになっていたので「また月曜に。」と、さらりと別れました。

結局なんやかんやでマカロニタイムも含めて撮影は4時間かかり、でも編集してニュースは5分くらいだそうです…。

さぁ、もう夕方だ。これからピーコックゲストハウスに戻ってバタバタ用意してナガルコットに行くぞ!ヒマラヤが私を待っている!はず。

つづく。

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